日本のカレー
インド料理や英国カレーとは違い、カレー粉と小麦粉を煎り合わせた日本特有のカレーです。
- 印度カレー
- カレー粉は使わないで、素材にあわせて数種類の香辛料を使い調理します、 素材に合ったスパイスやハーブを使うので、調理には香辛料を使いこなす知識と経験が必要です。 食材の特徴とスパイスを知り尽くしたシェフのいる専門店が多く、日本のインド料理店で「カレー」と言うメニューは存在しない店もあります。
- 欧風カレー
- 英国カレー料理の日本版で、ブロック肉を長時間煮込んだり、あめ色玉ねぎや野菜を煮込んだスープをベースに、 20~30種類のスパイスやハーブをブレンドしてあるイギリス発祥の「カレー粉」を加えて仕上げます。 フランス料理の調理法で作るので手間と費用がかかるので、高級ホテルのレストランやカレー専門店で食べられます。
- 和風カレー
- 日本式カレーライスのルーツは海軍カレーといわれています。小麦粉でとろみを付ける事が特徴で白飯にもよく合い、船の揺れでもこぼれないようにアレンジされたようです。 明治後半にはカレールーが出来たことで短時間でカレーライスが作れるようになりました、仕込みなどの手間が掛からないので和食店を中心に庶民派カレーとして広がりました、日本そば店のカレーライスやカレー南蛮(そば、うどん)は日本で進化したカレーの代表的なメニューです。
- 蕎麦屋さんのカレー
- 明治30年から、そばつゆにカレーを溶かしたカレー南蛮を売り出すと、カレーライスとカレー南蛮の2方へ進化していきます。
- 蕎麦屋さんのメニューを見ると、カレー丼とカレーライスがあります。どちらもご飯の上にカレーをかけるのは同じですが、食べてみると味は全く違います。カレー丼はカレー南蛮の汁をベースに使い、更にとろみを付けてご飯にかけたもので醤油味のカレーです。カレーライスは2番出汁をベースに、砂糖と塩で味を付ける塩味のカレーライスです。